わっかんなーい

 

落ち着いていたはずの気持ちが昼過ぎに乱れた。

 

気持ちを落ち着ける方法がわからない私は、不安を紛らわすため食べて吐くことにした。

あいにく冷蔵庫には野菜しかない。

カップ麺もパンもお菓子もお惣菜もすぐに食べられるものが何もなかったので歩いて10分くらいの大型スーパーまで買い出しに行った。

行きも帰りも買い物中も、周りに人間がいると考えるだけで逃げ出したい気持ちになった。しかし家に逃げ帰ったところで何も解決しない。

全部が嫌だ。嫌で嫌で仕方がないのに何をするでもなく無為に日を過ごし、時々ふさぎ込みながら、何十年も生活していくのだろう。

毎日に意味を見出すことができない。毎日収穫がない。無為に生きるか今死ぬかの2択しかなくなった時、神に救いを求めたくなる気持ちはわからなくもない。

でも結局この世界で自分として生きられるのは自分だけであり、他の何かが代行してくれるものではないのだから、やっぱり私は一人で生きていくしかないのだと思う。

ああでもやっぱり全部が面倒くさい。

一人でそれなりの生活を送ろうと思ったらこの訳の分からない社会で働き続けないといけないんだから!嫌になる!

会社の繋がりは特に面倒でわけがわからない!業務の分担がどうして成り立っているの!どうして他人に仕事を任せることができるの?信用できるわけないじゃん。だって他人だよ?自分じゃないんだよ?出来ないんならなくせばいい。やめればいい。意味不明。理解不能。私は社会不適合者なのよね知ってるわ。

でもわかんないもんはわかんないんだってば!