ぼやき

 

休みの日は何もすることがない。

携帯でゲームをして本を読んで動画を見ていると、ふと自分は何をしているんだろうという気になる。

何もしていないことが罪のように感じられるが、だからといって外に出るのはもってのほか。休日の人混みにわざわざ入り込むつもりはない。

そうなるとどうなる?寝るしかないじゃないか。だから寝たさ。

起きて作ってもらったご飯を食べて(昨日から実家に来ている)一息ついてから電車に揺られ自分の家に帰る。

今は乗換駅の中にあるカフェに立ち寄っている。休みの日にどこかしら行ったという事実を作っておきたかったのだろう、自分。

ここでひとつぼやくことを許してほしい。何せ話す相手がいないものだから許してほしい。

今、まさに今、カフェでの出来事だ。

ここは席で注文という形態らしいが、私が席について20分近く経過しても従業員は来ない。

後から来た客に出されるおしぼりも、私のもとには一向に届かない。

この類いのカフェに来ると忘れられることがしょっちゅうだ。またか…と思う。

どうにでもなれと思い本を出して携帯をさわっているとようやくおしぼりをもらえたのでその時に飲み物を注文した。愛想を感じさせない従業員だった。

普段ならぼやく前に忘れてしまうところだが、今日はこうして書きとめている。

たったこれだけのことだが指の逆剥けくらいは楽しめた。

もうしばらくしたら出よう。