今日もまた食べて吐いた。ついさっきの話。
なぜそれに走るのか考えてみるとすぐに答えが見つかった。
手っ取り早く手に入れられる幸せだからだ。
限界まで食べて吐くこと自体もちろん苦しいし口に残る後味は酸味たっぷりで気持ちのいいものではない。
それでも食べ物を口にした時の美味しいとか、幸せとかいう感覚があるのは事実。
その幸せを感じるためにいろんなものをたくさん食べる。だってそれ以外に楽しみなんてないから。
土日、二日間の休みがあっても私はほとんど外出しない。食料品を買うために一回外に出るくらい。あとは必要な物があれば買いに行く程度。
こんな単調な生活をポンコツな私の脳はつまらないと感じるらしく、幸せを感じたいと要求してくる。
楽しむための予定はないし、人の多い外には出たくない、そうなるとネットを放浪するしかやることがない。だがネットを放浪するだけでは十分な幸せを得られない。
私の乏しい知識ですぐに幸せを感じるためにできる何かがあるとすれば、それは食べて食べて食べて、吐くことくらいだ。
だからそれをやっているだけ。
今日吐いているときに思った。
これからもこの世界で生きていくためには何かしらの特別な楽しみを手に入れる必要がある。そうでないと自分を保っていられない。
途中退場という手もあるけど怖いし痛いだろうからしたくない。
だから私はここで生きていくしかない。
でもこれから先ずっと手っ取り早く手に入れられる幸せ行為こと食べて吐くことを続けていきたいとは思わない。
ならばその代わりになるものを見つけ出さなければならない。
見つけないと私はいつか壊れるだろうと思うから。
いつかはわからないんだけどね。いつか壊れそうだ。
新しい幸せを見つけるのはとても大変そうで嫌になるね。