人を血液型で判断してわざわざ厭味ったらしく言う人間の話

 

これは私の体験談。

ふと思い出したので書こうと思う。

 

今の職場(現在休職中)に異動して間もない頃、ある先輩女性から「Aさん(私)って絶対A型だよね。ワイシャツの線すっごいきれいに入ってるもん。それにしか目が行かなかった。」と突然言われた。

それに対して一言二言かわして話は終了。

その先輩女性は、私の顔をのぞき込むように少し体を傾けながら、目を見開き、口角を少し上げ、いかにも張り付けたような笑顔で話すのだ。いつもそう接してくるところを見ると”いつも通り”なんだろうが、正直、何か企んでいるのではないかと疑うくらい不自然な顔と動きなわけだ。

 

その時は私の血液型の話をしただけで何の収穫もなかった。いや、その先輩女性はつまらない話をする人だとわかったのは立派な収穫かもしれない。

それにしてもなぜ一言目に血液型を持ってきたのだろう。

私は血液型の話をされる=皮肉を言われている、ととらえる節があるのでかなり気分が悪くなった。

他の人はそうでもないのだろうか。

仮にその先輩女性が私のワイシャツ云々に対して好感を持ったなら、それだけ伝えてあとは何かしらの会話をすればいいだけだろうに、わざわざ血液型の話をしたことでその人自身の好感度を下げたのだ。

 

その人との接触は出来る限り避けていたが、同じ職場である以上何度か顔を合わせることはあるし、便宜上話すこともままある。

そうなると気分が下がるし、そういった人間が職場の中に何人もいるとわかるともう本当にかなり面倒になる。

 

面倒だ。面倒でストレスにしかならない。

その積み重ねもあり、私は休職という名の調整期間をとることになったのでした。

ー完ー