いつまでも親という存在が付き纏う。
何をしてもどこに行っても成人しても。
子どもが決めたことについて、なぜ親は口を出してくるのだろうか、自分の人生でもないくせに。成功者にしてくれるわけでもないくせに。
子どもがいつまでも無知なままだと思っているから、失敗しないように自分の考える正しい方へ向かせようとするのだ。
私が知らないとでも思っているのだろうか。あなたがあなたを養うものしか持っていないことや、世間体を気にして作っただけの子どもに投資をするつもりがなかったことを。知っていたから専門の高校へ行き、知っているから遠くへ行ったんですよ。ご存知?
少し前、私が仕事を休んでいた頃、母が私の住んでいるアパートに押しかけてきた。さらにその日は泊まっていくと言って聞かなかった。母は自分が側にいることで何か変わるとでも思ったのだろうか。親というだけで何かできると思ったのだろうか。自惚れないでほしい。
今でもそうなのだが、母は私の決めたことに過剰に反応する。一言目に応援すると言っておきながら、次の瞬間にはやっぱりやめたほうがいいんじゃないかと言う。私がアパートへ戻るとすぐに、思いの丈を綴った長文のメッセージが届く。いつだって言い逃げメッセージだ。自分の言いたいことだけ書き連ねて、最後は「返信はいらない」と締める。だったら送ってくるなよ。日記にでも書いとけよ。と毎回思う。
勝手な言い分に毎回イラつくものの、メッセージでキレるなんて面倒なことはしたくないので適当に流す。いくつもの長文を読むことは私にとって大きなストレスになっているのだが、母は知らないだろう。何なら自分の方がしんどいとか考えてそうだ。知らんわ。自分のこれからのことを心配した方がいいと思うんですけどね。
父についてはほとんど他人です。
娘がうつで仕事をやめたのに、心配するどころかそれによって自分の外聞が悪くならないか気にするような人ですから。しかもそれを、私の目の前で口に出して言うんですから。絶望ですよね、娘としては。あなたには興味ありません。と面と向かって親に言われているわけですから。何で子ども作った?と聞かずにはいられません。
今日はこのあたりでやめておきましょう。