思い描く

 

今日は歩いて買い物へ行った

時折強い風が吹く小雨模様だったが外に出てみるといい気分転換になった

気温は低く蒸し暑さもない

外出する人も少ない

すれ違っても目は傘で遮られて、傘の内には自分ひとり

心地良くて笑み

もしその顔を見られたら気味悪がられるだろうが、傘がるのでその心配もない

 

目的地に着くまで何十分とかかるので、その間今後についての妄想をした

道沿いの空きテナントを見て思いついたのは、雑貨屋を経営する風景

店内には服を中心に少しの雑貨を置く

入口ドアには小さな鐘

レジの奥で椅子に腰かけて本を読む自分

息苦しさを感じさせない広めの空間に十分な幅の通路

箱庭の完成だ

朧げながら完成していく自分の中の箱庭に安らぎを感じる

この世の中で通用するかは知らないが心地いい空間であることは確かだ

そんな世界で生きていきたい